11_20(金)マーケットレポート

11/20(金)マーケットレポート

《本日の材料》

特に無し。 3連休前ということもあり、ポジション調整や実需の動きに注意したい。

《アジア時間》

~指標~
特に無し
~各通貨の動き~

ドル:午前中、ドル円は小高い動きで推移。
3連休前のゴトー日ということもあり、仲値に絡んだ買いが入った様子。
とはいえ、連休を前にポジション調整の動きが目立ち上値も限られた。

ユーロ:前日の海外市場で上昇した反動もあり全般的に弱含み。

《欧州・NY時間》

~指標~
16:00 10月ドイツ生産者物価指数(PPI)は予想よりも弱い。(予想:-0.2%、結果:-0.4%)

22:30 9月カナダ小売売上高は予想を下回る(予想:0.1%、結果:-0.5%)
10月カナダ消費者物価指数(CPI)は予想通り(予想:0.1%、結果:0.1%)
※食品とエネルギーを除いたコア指数は予想を上回る(予想:0.2%、結果:0.3%)

24:00 11月ユーロ圏消費者信頼感指数は予想を上回る(予想:-7.5、結果:-6.0)

~各通貨の動き~

ユーロ:欧州勢は売りで参入。
ユーロは全般的に下落、16:00に発表されたドイツ生産者物価指数の弱さも重しとなった。
ユーロドルも戻りの弱さを確認すると下落幅を広め本日安値を付けた。
ドラギ総裁 によって『インフレを押し上げるために必要な措置を迅速に講じる』などと伝えられるとさらに売りが加速。
もっとも、対ポンドを中心にユーロを買い戻す動きが強まったため、次第に上値を切り上げた。
対豪ドルで米ドル安が進んだ流れに沿って1.07ドルを回復するも戻りは限定的。
ユーロ豪ドルを中心にユーロクロスが下落したことも重しに。

ドル:ドル円は底堅い。ECBの追加緩和観測が高まる中でユーロが売り込まれたのを背景に、徐々に下 値を切り上げた。
一時、対豪ドルでドル売りが進むもダウ平均が150ドル超上昇したこともあり、一方的な展開にはならなかった。
その後は欧州通貨中心の取引となり、ポジション調整の域を出なかった。

《備考》

・オランダの格付けが『AA+』→『AAA』へ格上げ

《要人発言》

ドラギECB総裁
『インフレを押し上げるために必要な措置を迅速に講じる』
『直近数ヶ月でダウンサイドリスクが高まった』
『より緩和的なスタンスに向けて量的緩和の規模や構成、期間の調整が可能』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
バイトマン・ドイツ連銀総裁
『緩和的な政策は有効性がなく、リスクがある』
『コアインフレ率は目標に向けて緩やかに上昇するだろう』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブラード連銀総裁
『米経済の正常化に伴って雇用創造は減速する可能性』
『原油価格の安定でインフレ率は2%に戻る』
『米労働市場は概ね正常に戻った』
『人口増加を吸収するぬは毎月13万人の雇用増で十分』
『FRBの引き締めベースはデータ次第』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ダドリーNY連銀総裁
『ドル高は輸出の抑制要因』
『今後4週間でデータに何が起きるか見たい』
『比較的近い将来に合理的な確信が得られると期待』
『12月FOMCでの金利決定はデータ次第』

11/18(水曜日)マーケットレポート

11/18(水曜日)マーケットレポート

《本日の材料》

FOMC議事録公表に注目。
前回の公表では、中国発の経済ショックが和らいだことで『世界情勢が成長を抑制している』との文言を外し『12月会合で利上げを検討』とはっきり明言したことで市場は12月の利上げを意識する展開となった。

最近では米国経済指標の多少弱い結果が続いても市場への反応は限定的で、完全に利上げ待った無しムードといった感じだ。
よって本日の議事録において弱い面が見られるようであれば、失望感から思わぬ動きもしかねない点に​留意しておきたい。

《アジア時間》

日経平均は前日比141.23円高でスタート。
前日の欧州株が上昇したほか、米国株が底堅く推移した流れを引き継いだ。
円安・ドル高警告の継続も支援材料に。

~指標~
特に無し

~各通貨の動き~

ドル:新規材料難の中で方向感に欠けるスタートを切る。深夜に控えたFOMC議事録の公表や日銀金融 政策会合などを控え大きく動く展開にはなりにくそうだ。
昼頃、『パリ行きのエールフランス2機が行 き先を変更し緊急着陸』『パリ郊外銃撃があった』などパリで起きたテロに関する報道が伝わると日経平均株価は上げ幅を縮小。
利益確定売りなども入りドル売りが目立った。

ユーロ:新規材料難の中ではあるものの、ECBの追加緩和観測のもと依然として売られやすい状態が続く。
ユーロドルに関しては1.06000ドルに観測されているバリアオプションや前日の安値がサポートして意識されると下値を切り上げもみ合い状態に。
神経質な動きとなった。

《欧州・NY時間》

~指標~

17:00 10月南アフリカ消費者物価指数(CPI)は予想通り(予想:0.3%、結果:0.3%)

21:00 米MBAローン申請数は前週比6.1%上昇

22:30 10月米住宅着工件数は予想よりも弱い(予想:-3.8%、結果:-11.0%)
一方で10月米住宅着工許可件数は予想を上回る(予想:3.8%、結果:4.1%)結果となり、強弱入り混じる内容となった。

00:30 米エネルギー省週間在庫統計は予想を下回る(予想;227万バレル増加、結果:25万バレル増加)

04:00 FOMC議事録公表 『ほとんどのメンバーが米経済状況や見通しが12月会合での利上げを正当化する可能性が高いと予想』『大半のメンバーが緩やかな緩和策の解除で合意』『世界経や金融状況に伴う下方向リスクは減少したと認識』

~各通貨の動き~

ドル:ドル円は下げ渋り。
ユーロドルの持ち直しに伴う売りや米長期金利の低下などが相場の重しになるも、一本調子で下落する展開にはならず。
時間外のダウ平均やナイトセッションの日経平均株価が兼 用な推移を見せるとじり高へ。
パリで起きたテロに関連する銃撃事件や夜に控えたFOMC議事録を控え、様子見が続きそうだ。
22:30に発表された10月米住宅着工件数は予想よりも弱い結果となるが、一方で住宅着工許可件数は予想を上回る結果となり、強弱まちまち。市場への影響は限定的だった。
その後、原油相場の失速を背景に対資源国通貨でドルが買われたことなどを追い風に全般的なドル高へ。ドル円は8/20以来となる高値を付けた。
04:00に公表されたFOMC議事録の中で『ほとんどのメンバーが米経済状況や見通しが12月会合での利上げを正当化する可能性が高いと予想』『大半のメンバーが緩や かな緩和策の解除で合意』『世界経や金融状況に伴う下方向リスクは減少したと認識』などと伝わったことで一時上昇するも直後に失速、荒い値動きを見せた。

ユーロ:ユーロドルはじり高。足元で下落が続いていたこともあり、ショートカバーが先行。
1.0600に観測されているバリアオプション絡みの取引が行われた様子。
その後は原油相場の失速を背景としたドルの全面高を受け売り優勢。
とはいえ、バリアプション付近になると防戦買いも見られ下げ止まりもみ合いとなった。

《備考》

・深夜帯に原油は一時40ドルを割り込み8/27以来の安値を付ける。
・日銀は18日、2日間の日程で開かれる金融政策決定会合で景気や物価情勢の点検に入った。16日発表 の7-9月GDPは2期連続の下落となったが、個人消費は底堅いとの見方を崩していないとのこと。
設備投資も今後増えると見ており、景気判断は『緩やかな回復』で据え置く方向。

《要人発言》
オバマ大統領
『TPPは基準を満たすいかなる国にも開かれている』
『TPPが承認されると確信』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
IMFガネリ氏
『日本は追加緩和を検討するのが妥当』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
メルシュECB専務理事『(パリ同時多発テロ​後)景気に対する悲観的な兆候はない』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブロードベントBOE副総裁
『BOE当局者はただインフレを懸念しているだけではない』
『11月のイールドカーブは2016年のCPI見通し2%超に押し上げた』
『米景気回復は強いというわけではない』
『BOEは国内需要は堅調と見ている』
『新興国市場に危機は見られなかった。』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ラッカー米リッチモンド連銀総裁
『米住宅市場の改善は著しい』
『利上げの根拠は強い』
『待つ時間が長いほど我々はより積極的な行動に出なければならない』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ロックハート米アトランタ連銀総裁
『12月FOMCの結果予想は控える』
『労働市場は⒈年前よりも間違いなく改善している』
『労働市場における利上げの基準は満たされた』
『1年前の見通しにそれほど変化はない』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
メスター米クリーブランド連銀総裁
『今の米経済は利上げに対応することができる』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ダドリーNY連銀総裁
『利上げは経済に対するFRBの自信を示すだろう』
『FOMCが利上げできる比を待ち望んでいる』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
カプラン米ダラス連銀総裁
『ゼロ金利維持の長期化は投資を歪める可能性』
『しばらくは緩和的な政策を維持することが適切』
『段階的な利上げを望む』
『中国は無関係ではなく、景気減速が米GDPに影響を与える』

11/17(火)マーケットレポート

11/17(火)マーケットレポート

《本日の材料》

各国のインフレ指標の発表が多く控えている。
特に米国の消費者物価指数は、 12月に利上げに踏み込むかどうかに関し強いデータになり得るので注目。

《アジア時間》

~指標~

09:30 RBA議事録公表
『インフレ見通しが追加の政策緩和の余地を与える可能性』
『経済見通しの改善 を踏まえて政策金利を据え置いた』
『非常に低い金利が家計消費と住宅市場を支援している』
『豪ドル は調整過程にあり、国内生産の需要を押し上げている』

~各通貨の動き~

ドル:前日の米国株や日経平均株価の堅調を受け、小高いスタート。
日通し高値を更新していったものの、11/10の高値が直近のレジスタンスとして意識されると上値が重く一本調子とはいかなかった。

ユーロ:ユーロは全般的に売り目線、ユーロドルは4/21以来となる安値をつける。ユーロポンドも8/7以来の安値へ。
一巡後はもみ合いが続き、欧州勢の参加待ちとなった。

豪ドル:09:30に発表されたRBA議事録公表を受けて強含む。
『インフレ見通しが追加の政策緩和の余地を与える可能性』と指摘された反面、『非常に低い金利が家計消費と住宅市場を支援している』『豪 ドルの調整は過程にあり、国内生産の需要を押し上げている』などと景気回復の見通しがやや強まっているとの見方が示され豪ドル買いが進んだ模様。

NZドル;NZドルは軟調。
『乳業大手のフォンテラが今晩発表するGDT物価指数が弱い数字となる』との思惑が市場で浮上し売りを誘ったとのこと。

《欧州・NY時間》

~指標~

18:30 10月英国消費者物価指数(CPI)は予想通り(予想:0.1%、結果:0.1%)、一方で10月卸売物価指数(PPI)は予想を下回る(予想:0.4%、結果:0.3%)

19:00 11月ドイツZEW景況感指数は改善(10月:1.9 、11月:10.4)、一方で11月ユーロZEW景況 感指数は悪化(10月:30.1、11月:28.3)※市場への影響は限定的

22:30 10月米国消費者物価指数(CPI)は予想通りの結果(予想:0.2%、結果:0.2%)、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数も予想通りの結果となった(予想:0.2%、結果:0.2%)
※前年同月比では予想を上回る結果に(予想:0.1%、結果:0.2%)

23:15 10月米鉱工業生産は予想を下回る(予想:0.1%、結果:-0.2)

24:00 11月NAHB住宅市場指数は予想を下回る(予想:64、結果:62)

~各通貨の動き~

ユーロ:欧州勢は売りで参入、アジア時間の流れを引き継ぎユーロドルは一時4/16以来の安値を更新した。
ECBの追加緩和観測が高まる中、ドイツ2年債利回りが過去最低水準に低下したのも影響したようだ。
売り一巡後は徐々に下値を切り上げる。
豪ドルを中心として対資源国でドル売りが進んだ影響も追い風となった。
その後、米国長期金利が上昇幅を拡大するとユーロドルは再び弱含んだ。

ドル:欧州時間のドル円は上値が重い状態からスタート。
ユーロ円やNZ円などのクロス円の下落に加え、米国長期金利が低下に転じたことも嫌気された模様。
後に控えた10月消費者物価指数の結果やタルーロFRB理事の講演を見極めたい雰囲気となる。
22:30に発表された10月米国消費者物価指数はコア指数ともに予想通りの結果となったが、前年同月比は予想上回ったことで米金利は上昇し一時ドルは買われた。
もっとも、その後発表された10月米鉱工業生産の結果が弱いものとなると伸び悩み。神経質な動きが続いた。
その後、米国長期金利は再び上昇幅を広げ、本日高値を更新する結果となった。

NZドル:ニュージランド乳業大手のフォンテラが発表したGDT物価指数は前回比7.9%低下し、一時的にNZドルは低下するも継続はしなかった。

《要人発言》

RBA総裁補佐
『商品価格が上昇する可能性は幾分限られている』
『為替レートの調整に伴って豪成長はバランスを取り戻している』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブラートECB専務理事
『刺激策の見直しが必要』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
甘利経済再生相
『景気対策は必要だと思う』

11/16(月) マーケットレポート

11/16(月) マーケットレポート

《今週の焦点》

引き続き、各国の今後の金融政策を睨んでの神経質な展開となりそう。
欧米各国のインフレ指標やFOMC議事録、 日銀金融政策決定会合など重要なイベントも多いので注目。

《本日の材料》

週末に起きたパリでのテロの影響がどれほど影響してくるか。
こういった動きは一過性の可能性もあるが、直近ではロシア航空機がテロによって爆破された可能性が指摘されており、イスラム国の行動が 過激し始めている。

こういった局面では、地政学リスクが再び意識される可能性も高く、株価などにもマイナスを与えかねない。
今回の一件を市場がどう受け止めるのか、慎重に見極めていく必要がありそうだ。

《アジア時間》

~指標~

06:45 NZ小売売上高氏指数は予想を上回る。(予想:1.4%上昇 結果:1.6%上昇)

08:50 日本GDPは予想を下回る。(予想:0.1%減、結果:0.2%減)
予想は下回っても、4-6月期の数 値が上方修正されたこともあり相場への影響は限定的。

~各通貨ごとの流れ~

ドル:週末のパリ同時多発テロを受け、リスク回避を意識した円買い・ドル売りが入り軟調なスタートを切る。
一時は週末の安値を抜ける局面もあったが、その後は日経平均の下げ渋りなどをながめ徐々に下値を切り上げる形に。
午後にかけては新規材料に欠け様子見ムード。欧州勢の参入待ちとなった。

ユーロ:パリ同時多発テロによるユーロ売りが先行、週末の安値を下抜ける。
特にユーロ円はリスク回 避目的のユーロ売り、円買いと特に下落が強かった。
急ピッチで下落した反動から、一巡後は値動きも鈍くなる。
今後の欧州株価動向を見極めたい投資家が多いようだ。

《欧州時間》

~指標~

19:00 10月ユーロ圏HICP消費者物価指数(改定値)は予想を上回る(予想:0.0%、結果:0.1%上昇)

22:30 11月ニューヨーク連銀製造業景気指数は予想を下回る(予想:-5.75、結果:-10.74)

22:30 9月カナダ製造業出荷は予想を下回る(予想:0.2%、結果:-0.5%)

~各通貨ごとの流れ~

ユーロ:欧州勢は買いで参入。ユーロ円を中心として大きく買い戻される結果に。
欧州株が底堅く推移 したことやナイトセッションの日経平均先物が高く始まったことも好感された模様。
原油先物価格が一 転して下落すると、対資源国通貨でドルの買い戻しが進んだ影響などを受けて売りに押される形となった。

ドル:ユーロ円の買い戻しにつられ、ドル円は朝方に付けた高値を更新。堅調な動きが続く。
22:30にNY連銀製造業景気指数が予想よりも弱い結果となると一時失速し伸び悩むも、下値は依然として堅く限 定的であった。
原油先物価格の下落を受け対資源国通貨でドル高が進んだのも追い風となり、深夜3時過ぎに日通し高値を付けた。

資源国通貨(カナダドル、AUD、NZD):原油先物価格が下げに転じたことで全般的に売りが進行。
ニュージーランドドルはウィーラーNZ中銀総裁が『近い将来の利上げは見通せない』と発言したことも相場の重しとなった模様。

《備考》

本日特に懸念されていたのはパリで起きたテロによる株安、ユーロ安。とはいえ、パニック的に売り込まれるような動きは見られていない。日経平均も下落こそすれ、下押しを拾いたい思惑もあるようで一 方的な動きになならなかった。
欧州株価も蓋を開けてみれば底堅く、影響は一時的なものであると思われる。

《要人発言》
甘利経済相
『景気は緩やかな回復に向かうことが予想される』
『設備投資も企業収益改善等背景に増加していくことを期待』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
菅官房長官
『補正予算案は現時点では全く決まっていない』
『日本経済は穏やかな回復基調にある』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
岡田直樹財務副大臣
『人民元のSDR入りについて、ただちに円に影響を与えない』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
コンスタンシオECB副総裁
『低いインフレ率は回復の鈍さを反映』
『主要金利はインフレがより目標に近づくまで長期間にわたり低い水準に維持されるだろう』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ウィーラーNZ中銀総裁
『近い将来の利上げは見通せない』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
クーレECB理事
『ECBは資産価格を過大評価していない』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ノボトニー・オーストリア中銀総裁
『ギリシアの救済競技は正しい方向に向かっている』

11/19(木) マーケットレポート

11/19(木) マーケットレポート

《本日の材料》

日銀金融政策会合や黒田総裁の定例記者会見の内容に注目。
市場のコンセンサスは据え置きだろうとされる。

《アジア時間》

~指標~

06:45 7-9月期四半期NZ卸売物価指数(PPI)=前期比1.3%上昇

08:50 10月日本貿易統計は赤字予想に反し黒字(予想:-2463円、結果:1115億円)

正午:日銀金融政策決定会合
『マネタリーベースが年間約80兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う』との目標を維持(賛成8:反対1)
『木内委員は国際年間買い入れ45兆円に減額を提案し否決』
『我が国の景気は輸出・生産面に新興国経済の減速の影響が見られるものの、緩やかな回復を続けている』
『予想物価上昇率は、このところ弱めの指標も見られているが、やや長い目で見れば全体として上昇しているとみられる』
結論:金融政策は据え置き

~各通貨の動き~

ユーロ;ユーロドルはじり高、前日のNY時間帯に一時4/15以来の安値を付けた反動が出た。
引き続き1.06000付近でのバリアオプションを意識した防戦買いなどが見られる。

ドル:対ユーロでドル売りが進んだ流れに沿ってやや弱含み。
もっとも、日本株が底堅く推移する中で 下値は限られそうだ。
日銀の金融政策が据え置きとの発表がされるとドル売り・円買いが進行。本日安値を付けた。
日経平均株価が引けにかけて買われると徐々に下値を切り上げたが、総じてさえない動きが続いた。

《欧州・NY時間》

~指標~

18:00 9月ユーロ圏経常収支は294億円の黒字

18:30 10月英国小売売上高指数は予想を下回る(予想:-0.5%、結果:-0.6%)

21:30 ECB理事会議事録公表 『インフレ見通しに下方修正のリスク』『緩和政策の程度について12月 に再検証し、必要ならば行動する用意がある』『デフレに関するリスクはあるが、年初からは低下した』

22:00過ぎ 南アフリカ準備銀行は政策金利を原稿の6.00%から6.25%への引き上げを発表。据え置きの予想に反する結果となった。

22:30 米新規失業保険申請件数は予想よりも弱い結果。(予想:27万 結果:27.1万人)
※失業保険継続受給者数は217万5000人と市場予想の216万7000人より多かった。

22:30 11月フィラデルフィア製造業景気指数は予想を上回る。(予想:-0.3、結果:1.9)

24:00 10月景気先行指標総合指数は予想を上回る(予想:0.5%、結果:0.6%)

~各通貨の動き~

ドル:ドル円は安値圏のもみ合いが続いていたが戻りは弱く、アジア時間に付けた安値を割り込み売りが優勢となった。
足元で続いていた上昇に対する利食い売りなどが目立つ模様。
21時前に一時123.00 円を割り込むも、売りは一服。
依然として押し目を拾いたいプレイヤーは多く下値は堅いように思える。
22:30に発表された米新規失業保険申請件数は予想よりも弱い結果だったが、一方で11月フィラデルフィア製造業景気指数が予想を上回ったことで小幅に上昇。
原油安を背景としたユーロクロス上昇により対ユーロでドル売りが強まると日通し安値まで下落した。
米国長期金利が低下したことも要因の一つ。
その後、対オセアニア通貨での売りが広がると下落幅をさらに拡大、

ユーロ:欧州勢は売りで参入し一時は本日安値近くの水準まで下落するも、その後は買い戻しの流れへ。ユーロドルは1.07000台を回復した。
21:30にECB理事会議事録が公表され 『インフレ見通しに下 方修正のリスク』『緩和政策の程度について12月に再検証し、必要ならば行動する用意がある』などと伝わると再び伸び悩み。
原油先物価格の下落を受けてユーロカナダドルが上昇した影響を受けるとユーロクロスは全面高の動きが進んだ。
対オセアニア通貨でのドル売りを背景にユーロドルはさらに上値を伸ばす展開となった。

ユーロドルの取引は、国内業者より海外FXを使った方が、スプレッドが1pips、場合によっては0pipsという狭さでトレードできる。
海外業者や口座の選び方はなかなか難しいが、下記のサイトが参考になる。
海外FXの鉄人 | 安全にハイリターンを狙えるオススメ海外FX業者・口座

《要人発言》

黒田日銀総裁
『輸出と生産は新興国減速の影響から横ばい圏内の動き』
『企業部門は前向きな投資スタンスが維持されている』
『企業、家計ともに前向きの循環メカニズムがしっかり作用している』
『予想物価上昇率はこのところ弱めの指標も見られている』
『物価2%の達成時期は原油価格に左右されるが16年度後半頃と予想』
『経済・物価の上下双方のリスクを点検し必要な調整を行う』
『7-9月期実質GDPの最終需要は増加しており、緩やかな回復に沿ったもの』
『GDPマイナス成長の主因は在庫投資であり、消費は底堅い』
『パリ同時テロの日本経済への影響は現時点で限定的』
『(予想物価上昇率について)アンケート調査やBEIなど原油下落の影響で弱含んだものもある。全体として上昇との判断を変えるつもりはない』
『異次元緩和は2016年度後半より伸びても問題生じない。国際買い入れの限界がくるとは思っていない』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
バイトマンドイツ連銀総裁
『金融政策は良好な統計の有効性次第』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブラートECB総裁
『ECBは見通しが不確実でも決定を下すことが可能』
『ECBは不確実な状況で行動する準備をすべき』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
メスター米クリーブランド連銀総裁
『米国は完全雇用かそれに近いと思う』
『政策軌道が漸進的と考える理由は多数ある』
『インフレが次第に2%に上昇すると確信』
『FOMCは後手に回っていない』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ロックハート米アトランタ連銀総裁
『利上げはまもなく適切となる』
『利上げの道筋は比較的緩やか』
『利上げは明るい見通し確認と受け止めるべき』
『初回の利上げ幅は25bpと予想』

11_13 マーケットレポート

《本日の材料》

・欧州各国のGDP
・米国経済指標(小売売上高、卸売物価指数(PPI)、ミシガン米消費者態度指数など)
欧州各国のGDP発表や米国の経済指標が相次ぐ。 欧米それぞれ異なる金融政策が期待される中、強いデータになり得るのかに注目。

《アジア時間》

ドル:日経平均は前日の流れを受け一時は300円超下落し、軟調なスタート。
リスク回避に伴う円買い が進行し、ドル円は上値が重い様子であったが、一方で押しを拾いたいプレーヤーの思惑もあり下値は限られていた。
一巡後は日経平均の下げ渋りも手伝い売り一服。
その後は徐々に買い戻され小動きに推 移、夜に控えた小売売上高の結果を見極めたいといったところか。

ユーロ:ユーロ豪ドルを中心に全般的にじり安。前日の深夜に大きく上昇した反動ありそうだ。

《欧州・NY時間》

15:30 フランスGDPは予想通り(0.3%増)

16時 ドイツGDP(前期比)は予想通りの結果(予想:0.3%増、結果:0.3%増)一方で前年同期比は予想を下回る(予想:1.8%、結果:1.7%)

16時45分 フランス雇用統計は予想通り(予想:0.1%増、結果:0.1%増)

19:00 7-9月ユーロ圏GDP速報値は予想よりも弱い(前月比 予想:0.4%増、結果:0.3%減)(前年同 期比 予想1.7%増、結果:1.6%)
一方、ユーロ9月貿易収支は予想を上回る(予想:160億ユーロ、結 果:205ユーロ)

22:30 10月米国小売売上高は予想よりも弱い(予想:0.4%増、結果:0.2%増)、10月卸売物価指数 も予想より弱い(予想:0.1%増、結果:-0.3%減)

24:00 ミシガン米消費者態度指数は予想を上回る(予想:91.5、結果:93.1)、同時に発表された企業在庫も予想を上回る(予想:横ばい 結果:0.3%増)

ドル:ドル円は伸び悩み。
18時前に本日高値をつけるも、一巡すると失速。
対ユーロでのドル買い一服 やナイトセッション日経平均の下落、米国長期金利などが嫌気された模様。
とはいえ、米小売売上高を控えたこともありさらに売り込まれる展開にはならなかった。
22:30に米国小売売上高と卸売物価指数 の予想よりも弱い結果を受けて一時売り込まれ本日安値をつけるも、長続きはせずにすぐに反発。失望感の一方、押し目買い意欲も強かったものと思われる。
24:00発表のミシガン米消費者態度指数は予想 を上回る結果となりドル買いを誘引、本日高値を更新した。

ユーロ:欧州時間のユーロは軟調に始まり、アジア時間の流れを引き継いだ。
一巡すると下値を切り上げ買い戻しが進む。
米国長期金利の低下を受けたドル売りも追い風に。
米国小売売上高や卸売物価指数がいずれも予想を下回る結果を受け一時は買いが広がるも、反応は限定的だった。
上値の重さを確認し、戻り売りが優勢に。
24:00にミシガン米消費者態度指数が発表されるとさらに下落へ向かい本日安値を更新。

《要人発言》
日銀関係者 ※市場への影響は限定的
『日銀はGDPがマイナスでも物価の見方は変えない』
『物価の基調は引き続き改善との見方は変えない』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノボトニー・オーストリア中銀総裁
『東欧諸国は良好な経済指標を示した』
『新興国経済のリスクは下方向に移行』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウィルキンス・カナダ中銀副総裁
『2%インフレ目標は0金利の可能性を高める』
『マイナス金利がより需要を生み出すか言及するのは時期尚早』
『明確なフォワードガイダンスが効果的な手段となる可能性』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メスター米連銀総裁
『データが予想を裏付ければ正常化開始の時期が来る』
『米経済は利上げに対処することができる』
『FRBは米経済に焦点を当てており、ドルは評価の一部』
『緩やかな引き締めとは全ての会合での行動を意味しない』

11/12 マーケットレポート

11/12 マーケットレポート

《本日の主な材料》

・豪州雇用統計
・ドラギECB総裁発言
・米国新規失業保険申請件数
・イエレンFRB総裁発言

《アジア時間》

ドル:前日のダウ平均や日経平均が下げたことでドル安・円高が進行していたが、前日安値を下抜けできなかったことで徐々に買い戻しの流れへ。
日経平均も下げ渋り、徐々に持ち直したのも追い風となっ た。

ユーロ:ユーロドルは強含み。
好調な雇用統計を受けた豪ドル米ドルの急進をきっかけにユーロ買い、ドル売りが進行。
ユーロ円も豪ドル円につれた買いが入り上昇へ向かった。

豪ドル:10月雇用統計は非常に堅調な結果に。
失業率は低下(予想:6.2%、結果:5.9%)
新規雇用者数はも予想を大幅に上回る(予想:1万5000人、結果:5万8600人)。
これを受けた豪ドルは急伸。
先日のRBAにて金利据え置き、インフレ率低下の懸念や追加緩和を示唆されていただけにサプライズだったといえよう。

《欧州・NY時間》
海外時間は各要人発言を控えていたこともあり、所々で神経質な動きが見られた。

ドル:日経平均の持ち直しを受けたじり高状態が続いていたが、他の材料不足から目立った動きは見られず。
しばらくユーロ&豪ドル絡みの取引が中心になっていたことと、新規失業保険申請件数の発表とイエレン議長の発言を控えていたこともありなかなか方向感の無い状態が続いた。
新規失業保険申請数は予想より悪化。
イエレンFRB議長は経済フォーラムでは挨拶程度で具体的な金融 政策には触れず、サプライズを期待していた市場には失望感が広がった。
これを受け米国長期金利は低下し日経平均も下げ幅を拡大。全般的にドル売り優勢へ。

ユーロ:欧州勢は売り優勢で参入。
良好な雇用統計を手掛かりとしたユーロ豪ドルの下落を中心に、全般的にユーロ安が進行。
さらに17:30に開かれたドラギ総裁の会見にて『12月のECB理事会で金融緩和の度合いについて再検討 する』『経済の下振れリスクは明確に見える』といった発言が出たことで、追加緩和観測は高まりユーロは売り込まれる。
もっとも、一巡後はショートカバーが入りもみ合い。
その後、イエレン議長から金融政策に関する言及が無かったことを受けたドル安につられ本日高値をつける。

資源国通貨(カナダドル、豪ドル、NZドル):原油先物大幅下落を受け、カナダドルを中心にオージー やニュージーなどの資源国通貨は売り優勢に。
1:00に発表されたEIA週間在庫統計では予想を上回る増加に(予想:72万バレル増 結果:210万バレル増)。
目先は当分の間、原油安の方向が続くと思われる。

《要人発言》
クーレECB理事
『ECBは12月に行動する必要はない』
『追加の資産購入について決定はしていない』
『ユーロ圏のインフレは依然として低い』
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ドラギECB総裁
『12月のECB理事会で金融緩和の度合いについて再検討する』
『経済の下振れリスクは明確に見える』
『インフレ動向は幾分弱まった』
『必要ならQEは2016年9月を過ぎても実施する』
『物価安定へのリスクがあれば責務の範囲内で利用可能なあらゆる手段を講じる』
『下方向のリスクが具体化すればQEは見直される』
『ギリシア債は条件が満たされれば量的緩和の一部となる可能性』
『ECBは低金利による全てのリスクを監視している』
「量的緩和は銀行や市場に対して強い影響がある』
ーーーーーーーーーーーーーーー
ブラード米セントルイス連銀総裁
『金融政策を正常に近づけるのが賢明』
『極端な政策で実験を続ける理由がない』
『5%の失業率は完全雇用に近い』
『二度目の利上げまでは漸進的であると定義されるだろう』
『利上げのペースはデータ次第となる』
ーーーーーーーーーーーーーーー
ラッカー米リッチモンド連銀総裁
『金融政策はインフレ対応に比類なく適している』
『QEの実質的経済効果は限定的だったとの見方は妥当』
『金融市場への政策対応は慎重に』
『利上げ後できるだけ早くバランスシート縮小したい』
ーーーーーーーーーーーーーーー
エバンズ米シカゴ連銀総裁
『利上げは毎回ごとに25bpよりも穏やかなペースとなるだろう』
『2016年末時点で金利は1%未満が適切である可能性』
ーーーーーーーーーーーーーーー
エバンズ米シカゴ連銀総裁
『米国のファンダメンタルズは現時点で非常に良好と思われる』
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ダドリーNY連銀総裁
『利上げ開始の条件が近く整う可能性がある』
『利上げ開始後の引き締めペースは漸進的になるものと予想』
『12月の利上げを支持するかどうかは発言を控える』
『利上げ、早すぎるリスクと遅すぎるリスクはほぼ均衡』
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11/11(月) マーケットレポート

11/11(月) マーケットレポート

《本日の流れ》

本日はベテランズデーで米国債券市場は休みに加えカナダもリメンバランスデーで休み。市場参加者も 減り新規注文意欲は乏しく、総じてポジション調整の動きが中心だったといえよう。

欧州時間は主に英国雇用統計やドラギECB総裁の発言を受けたユーロ&ポンドの動向をにらみつつの相 場となった。

《アジア時間》

日本時間早朝、ウィーラーNZ準備銀行総裁による
『金融システムへのリスクが高まっている』 『乳製品からのリスクが高まっている』
発言を受け、一時ニュージードルは売りが強まるも、総裁はニュージードルの水準には言及しなかった ため流れは長続きはせずに反発。その後は買い戻し中心の動きが進んだ。

14時半に発表された10月中国小売売上高は予想を上回る結果に(予想:10.⒐ 結果:10.0)。一方で鉱 工業生産は予想を下回る(予想:5.8% 結果:5.6%)。
鉱工業が予想よりも弱かったことで、貿易で密接な関係を持つオーストラリアの豪ドルは一時的に失 速。とはいえ、影響は限定的だった。中国経済に関しては今のテーマからは一旦外れてしまっており、 よほど予想と乖離した結果にならない限り、特段材料しされるのは難しい感じ。今のテーマは完全に米 国利上げとユーロ追加緩和の方へ向いているのだろう。

アジア時間は全般的にドル安、ユーロ高が進行。特にユーロは怒涛のショートカバーが入り昨日の下げ を打ち消す形に。対ユーロでドル売りが進み、ドル円も一時123円を割り込む。
ドルは総じて弱めに動いたが、先週末の棒上げから下押しらしい下押しも無かったので、ポジション調整の良い口実となっているのではないかと考える。
一方で122円後半あたりでは押し目買いを狙いたいプレーヤーもいるだろう。
現状、幅広のレンジ(123.50~122円後半)状態が続いており、12月の利上げに向けさらなる材料が出るまで一方的な動きにはなりにくそうだ。

《欧州・ニューヨーク時間》

欧州時間に入ると、欧州株価が堅調だったことを受け、リスク許容度拡大を意識した円売りが進みクロス円通貨が上昇。
ユーロ円は本日高値、ポンド円、スイスフランも上昇。ドル円も朝方に付けた高値と 同水準まで持ち直す。

(18時半に発表された英国雇用統計)
失業率は予想通り(予想:2.3%、結果:2.3%) ※ILO方式に基づくと予想よりも強い(予想:5.4%、結果:5.3%)
失業保険申請数は予想よりも弱い(予想:1400人増、結果:3300人増)
賃金上昇率は予想よりも弱い(予想:3.2%増 結果:3.0%増)

失業者数・賃金上昇率の弱さを受け、ポンドは失速するも流れは続かず、一巡すると買い戻しが入った。
これを受けたユーロポンドなどの下落につられ、全般的にユーロ安が進むも、後にBOEフォーラムでのドラギ総裁講演を控えていたのもあり神経質な動きが続く。

日本時間22:15、 ドラギ総裁の講演にて『ユーロ圏には統一された預金保険計画が必要』といった 発言が出るも、追加緩和に関する具体的な言及は得られず。失望感からユーロは買い戻しの動きとなった。

日本時間0:45~、『ECBは資産買い入れを地方債まで拡大する可能性を検討している』と一部通信 社が関係者の話として報じたのを受け、ユーロ売りが加速。一巡すると再び買い戻され、深夜にかけ方向感が出にくい結果となった。
ドルもユーロも依然として材料に欠け、しばらくは行ったり来たりの動きが続くとみられる。

《要人発言》
黒田総裁
『物価2%目標を早急に実現するためQQEを着実に推進』
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原田日銀審査委員
『足元の物価マイナスは石油価格下落の影響が大きい』
『現在の段階で追加緩和の必要はない』
『追加緩和手段に制約はない』
※新味の内容には乏しく、目立った反応は見られなかった。
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ビスコイタリア中銀総裁
『12月会合で刺激策について再検討する』
『金融政策だけでは成長は維持できない』
『中銀預金金利の引き下げの可能性を検討』
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カーニー『利上げは段階的で限定的』
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ホールデンMPC委員
『英国の物価圧力は弱く、賃金の伸びは鈍い』
『現在の金利はおおよそ正しい』
『英国の経済成長はトレンドを下回っていない』
『BOEは政策をどちらの方向にも動かす用意がある』
『英国の物価圧力は依然として非常に低い』
『緩和的なBOEの政策は私の中心的な見通しではない』
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ドラギECB総裁『ユーロ圏には統一された預金保険計画が必要』
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ビスコイタリア中銀総裁『長期にわたる低金利は金融のリスクテイクを刺戟する』
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ハンソン・エストニア中銀総裁(ECB理事会メンバー)『現時点での金利引き下げは必要無い』
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コンスタンシオECB副総裁
『金融政策は引き続き緩和的である必要がある』
『マクロプルーデンシャル(金融政策などを含まない規制などの全体的な対策)な政策は絶対に不可欠』
『ユーロ圏の景気回復に新たな下振れインフレリスクがある』
『インフレの進展が好ましいほど十分で無い』
『ECBの刺激策について何の決定もされていない』

11_10 マーケットレポート

《本日の流れ》

明日( 11/11日)はベテランズデーにより米国債券市場が休みなので、 積極的な注文が入りにくい模様。
米国と欧州の金融政策の方向性が乖離しつつある中でも動意は少なく、 おおむね日経平均株価や米国金利をにらんだ動向となった。

欧州時間に入ると全般的にユーロ安が進行。 中でもユーロドルが直近のサポートとなっていた11/6の安値を抜け4月23日以来の安値となった。

《アジア時間》

日経平均は前日よりも安いスタート(185.69円安)

ドル円は依然として下値が堅い。事業法人の決済が集中しやすいゴトー日ということもあり、仲値に向 けた買いが入った模様だが、長続きはせず狭い推移を見せた。

9時半に発表された豪州10月NAB企業景況感指数は前月と変わらず(+9) 住宅ローン件数は予想上回る(予想:0.0 結果:2.0%)
先日発表されたRBAにおいて『インフレ見通しが追加の政策緩和の余地を与える可能性』などの見解が 示されただけに、今後の指標が弱い結果続きだと追加緩和の思惑につながる可能性もあるので注目したいところだ。

10時半に発表された中国の10月消費者物価指数CPIは予想を下回る(予想:1,5 結果:1.3%) 一方で 10月生産者物価指数PPIは予想通り(ー5.9%)
中国指標が与えた市場への影響は限定的。 ある程度弱い数字はすでに織り込み済みといったところか。
材料に不足する中、全体的に方向感の無い動きとなった。

《欧州・NY時間》

欧州勢が参入してきてからは、欧米金融政策の違い手がかりとした動きが見られた。
ユーロポンドやユーロカナダドルといったユーロクロスの下落につられ、ユーロドルは4月23日以来の 安値を更新。

ドル円は17時前に一旦高値を付けた後失速するも、対ユーロでドル高が進行すると徐々に買い戻しが強まり、23時30分過ぎには123.43円と本日高値を更新。
もっとも、一巡後は急ピッチで値を下げた反動によりユーロは深夜にかけ買い戻しが進む。
ドル円もユーロドルの失速に加え米国10年債利回りが低下に転じたことで失速。 上値は重い様子だ。

《要人発言》※いずれも市場への反応は限定的

『長期的にわたって緩和的な金融政策を行うことを懸念』
by バイトマン独連銀総裁(18:30前後 )
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『企業の資金調達コスト引き下げのために新たな金融政策手段を導入する』
by李克強 (19時前後)
ーーーーーーーーーーーーーーー
『経済やインフレ見通しは下方向のリスクにさらされている』
『インフレは明らかに目標よりも上昇速度が遅い』
『責務の範囲内で全ての手段を用いる』
byリーネカン・フィンランド中銀総裁(19時前後)
ーーーーーーーーーーーーーーー
『利上げは限定的かつ漸進的なものになるだろう』
byカンリフBOE副総裁(3時前後)

11_9 マーケットレポート

11/9 マーケットレポート

《今週の見通し》

今週は先日の堅調な米国雇用統計を受けたドルが地固めできるかどうかが大きな焦点となりそうだ。

雇用加速(予想:+18.5万人、結果:+27.1万人)、賃金上昇、失業率低下と蓋を開ければ非常にポジテ ィブな内容な結果となり、市場における12月利上げへの期待も高まる。週末に控えた小売売上高にも注目。

ユーロでは各国第3四半期GDP速報値が公表されるため、弱めの数字が続くような場合、ECBの追加緩和への期待も高まりそうだ。

一方アジアでも、中国の10月消費者物価指数や鉱工業生産、小売売上高などの数字が控えており、リスクオフの流れにつながりかねない。

9~10日はユーロ圏とEUの財務相会合が開催、ECBの金融政策に対する発言が出るようなら要注意。
11日はベテランズマンデーでNY市場は休み。

《本日の流れ》

本日は重要指標なども特に無く動意に乏しい相場であった。
先週末に大きく動いた分のポジション調整ともいえるような流れで、 日経平均株価などをにらんだ動向が続いた。

《アジア時間》

先日の雇用統計を受けたドル高・円安を好感して日経平均は堅調なスタート。輸出企業を中心に買いが 進み、一時は400円超えも。金利上昇の恩恵を受ける金融株も高い。

一方で鉱業系の資源株などは下落。海外のマクロファンドの買いが観測されたという説もあり、全体的にクロス円通貨が底堅い形で進 んだ。

《欧州時間》

16時、ドイツの経済指標は経常収支・貿易収支共に予想を上回るも市場への影響は限定的。

17時、欧州時間に入りクロス円通貨の買いが観測されドル円やユーロ円は底堅く推移。日経平均の堅調 さも追い風となる。日経平均は終値で8月20日以来の高値へ。
ドル円は123.50が固い模様。何度か挑戦するもなかなかブレイクできずにもみ合いが続く形に。

22:15 カナダ住宅着工件数は予想よりも弱い(予想:20.5万、結果:19.81万)これを受け米ドル/カ ナダドルは買い戻し。一時は本日安値をつけるも反発。

22:30前後、ユーロは売りが加速。その要因として、
『ECBで12月利下げのコンセンサスが形成されつつある』 『中銀預金金利は市場の予想より0.1%大きく引き下げられるべき』
と一部の通信社が報道した模様。

それとほぼ同時刻、米国のエバンズシカゴ連銀総裁
『FOMCは利上げに近づいている』 『12月利上げへの反対に頷いていない』
と発言していたのも追い風か。

《ニューヨーク時間》

24時 米国LMCI(労働市場情勢指数)は前月よりも改善(前月:1.3、今回:1.6)するも、市場において目立った動きは見えなかった。

日経ナイトセッションは伸び悩み。 ダウ平均も下げ幅を拡大。
これらが嫌気されドル円が日通し安値をつける。 高値圏での利食い売りも含まれていそう。
原油も相変わらず軟調。

《要人発言》

『ECBで12月利下げのコンセンサスが形成されつつある』
『中銀預金金利は市場の予想より0.1%大きく引き下げられるべき』
by 一部関係者が漏らした報道
ーーーーーーーーーーー
『FOMCは利上げに近づいている』 『12月利上げへの反対に頷いていない』
by エバンズ米シカゴ連銀総裁
ーーーーーーーーーーー
『12月を含めて全ての会合で行動が決定される可能性がある』
『FRBは初回の利上げあとは漸進的に利上げを行うべき』
『米国は完全雇用を実現したか、もしくは急速に近づいている』
by ローゼングレン米ボストン連銀総裁